2020年最新のおすすめCPUを紹介!(10月更新)
数あるCPUの中から「パソコンの用途」「CPU性能」「コスパ」などを考慮して厳選した「絶対におすすめできる最新CPU」をランキング形式でまとめています。
CPUは『人間の”頭脳”のような役割』と例えられることが多く、その性能はパソコン全体の使用感に大きく影響してきます。
CPU選びで困ってるという人は、筆者がおすすめする最新のCPUをぜひ参考にしてみてください!
【2020年最新】おすすめのCPUランキング【TOP7】
- コスパ最高のIntel最新世代「Core i5-10400」
- 低価格でパワフル「Ryzen 5 3600」
- ゲーマー向けハイエンドCPU「Core i7-10700」
- 激安・高コスパ「Ryzen 5 3500」
- 低価格ゲーミングPC向け「Core i5-9400」
- クリエイター向け「Ryzen 7 3700X」
- 12c24tのモンスターCPU「Ryzen 9 3900X」
- シングル性能
- シングルコア(スレッド)性能の目安を比較しやすいように数値化したもの。この数値が高いほどゲーミング性能が高めな傾向がある
- マルチ性能
- マルチコア(スレッド)性能の目安を比較しやすいように数値化したもの。この数値が高いほどマルチタスク的処理やクリエイティブ作業に強い。
【1位】インテル Core i5-10400
スペック詳細
CPU型番 | Core i5-10400 |
発売日 | 2020/05/20 |
コア数 | 6コア 12スレッド |
クロック数 | 2.9GHz – 4.3GHz |
シングル性能 | 2610 |
マルチ性能 | 13100 |
グラフィック機能 | ○ |
CPUソケット | LGA1200 |
価格の目安 | 2.1万円~ |
「Core i5-10400」は2020年5月に”第10世代“プロセッサーとしてIntelから登場したCPU。Coreシリーズの中位に位置するモデルになります。
ブラウジングや動画鑑賞のような日常利用はもちろんのこと、ゲーミング用途やクリエイティブタスクにも対応可能です。
総合性能は第8世代のハイエンドCPU「Core i7-8700K」と同等なのにもかかわらず、販売価格は2万円前後という驚きのコストパフォーマンスを実現しているおすすめのCPUです。
マルチスレッド性能が強化された最新「Core i5」
前世代は「6コア6スレッド」動作だったものが第10世代からはHTTにより「6コア12スレッド」へと進化。マルチスレッド性能がUPし、画像編集やエンコードのような”クリエイティブ作業“にもそこそこ強くなりました。全体的な性能が前世代比25%~35%程度UPしています。
PCゲームはシングルコア性能が高いIntel製CPUのほうが高パフォーマンスを発揮できる傾向が強く、同コア・スレッド数の「Ryzen 5 3600」と比較した場合「Core i5-10400」はゲーミング用途でのコスパが非常に高いです。
ゲーム用PCにCore i5-10400を採用したいと考えている人は、ちょっとだけ安くてお得な「Core i5-10400F」というモデルもあるのでそちらもチェックしてみてください!
【2位】AMD Ryzen 5 3600
スペック詳細
CPU型番 | Ryzen 5 3600 |
発売日 | 2019/07/07 |
コア数 | 6コア 12スレッド |
クロック数 | 3.6GHz – 4.2GHz |
シングル性能 | 2570 |
総合(マルチ)性能 | 17800 |
グラフィック機能 | × |
CPUソケット | Socket AM4 |
価格の目安 | 2.5万円~ |
「Ryzen 5 3600」は2019年7月にAMDから登場したCPUで、「Zen 2」アーキテクチャを採用した”第3世代“Ryzenプロセッサー。Ryzenシリーズの下位~中位あたりに位置するモデルになります。
ブラウジングなど通常の用途にはもちろん、ゲーミング用途やクリエイティブタスクにも対応可能。自作PCユーザーのための「オーバークロック」機能にも対応しています。
総合性能が優秀なマルチスレッドCPU
「Ryzen 5 3600」最大の特徴は総合パフォーマンスの優秀さです。
6コア12スレッド構成でマルチスレッド性能が高めなので、ゲーム配信やCPUレンダリングなどの”クリエイティブ作業“でCPUパワーを実感できます。
ゲーミング性能の高さで人気がある同価格帯のIntel製CPUと比較した場合、ゲーム中のパフォーマンス(fps)は若干低めな傾向があります。
それでもゲームには向かないという訳ではなく、特別こだわりが無ければ必要十分のゲーミング性能を持っています。
全体的な性能は第9世代のIntel製ハイエンド帯CPUであるCore i7-9700(3.2万円)と同等、もしくは若干低め程度ですが、「Ryzen 5 3600」の価格は2.5万円前後で推移しており非常に安いのも魅力的。
注意点としてRyzen CPUには「グラフィック機能」が搭載されていないので、映像を映し出すために「グラフィックボード」の導入が必須です。
【3位】インテル Core i7-10700
スペック詳細
CPU型番 | Core i7-10700 |
発売日 | 2020/05/27 |
コア数 | 8コア 16スレッド |
クロック数 | 2.9GHz – 4.8GHz |
シングル性能 | 2980 |
総合(マルチ)性能 | 17500 |
グラフィック機能 | ○ |
CPUソケット | LGA1200 |
価格の目安 | 3.9万円~ |
「Core i7 10700」は2020年5月に”第10世代“プロセッサーとしてIntelから登場したCPUで、ハイエンドブランド「Core i7」の最新モデル。高スペックなハイエンドPCを求める人向けの製品です。
通常のパソコン動作は当然サクサクで、PCゲームやその他用途でもそのパワーを発揮します。
ハイスペックPCにピッタリな最新の「Core i7」
前世代(Core i7-9700)は「8コア8スレッド」動作でしたが、最新の第10世代からはHTTにより「8コア16スレッド」へと大幅進化。同価格帯のRyzen CPUマルチスレッドには及びませんが、性能がUPしエンコードのような”クリエイティブ用途“の強化が図られました。
性能は第9世代ウルトラハイエンドCPUの「Core i9 9900」と同等にまで達しているにもかかわらず、i7-10700は電力効率が改善され価格が安くなっています。実質「Core i9 9900」の改良版です。
ゲーミング性能は従来のcore i7シリーズと同様にハイパフォーマンスを維持しており、高フレームレート環境でのゲームプレイに対応可能です。
用途に合わせたモデルを選べる
「Core i7-10700」には以下のように複数のモデルがあり、自身の用途に応じた選択が可能です。
- 消費電力と性能がUPした「Core i7-10700K」
- よりハイスペックを求める玄人向け。通常版より価格が高い。
- グラフィック機能が搭載されていない「Core i7-10700F」
- 性能は通常モデルと同じだが価格が少し安い。グラフィック機能が無効化されているので「グラフィックボード」との併用が必須。
- 上記2つの特性をあわせもった「Core i7-10700KF」
- 高性能&グラフィック機能無効化モデル。性能重視のゲーミングPCに超おすすめなモデル。
【4位】AMD Ryzen 5 3500
スペック詳細
CPU型番 | Ryzen 5 3500 |
発売日 | 2020/02/22 |
コア数 | 6コア 6スレッド |
クロック数 | 3.6GHz – 4.1GHz |
シングル性能 | 2510 |
総合(マルチ)性能 | 13200 |
グラフィック機能 | × |
CPUソケット | Socket AM4 |
価格の目安 | 1.6万円~ |
「Ryzen 5 3500」は2020年2月にAMDから登場したCPUで、「Zen 2」アーキテクチャを採用した”第3世代“Ryzenプロセッサー。
「Ryzen 5 3500X」との違いはキャッシュサイズ(3次キャッシュ)のみで、その他スペックは同一です。
1万円台(税込み16000円前後、2020/10)で購入できるCPUの中でもトップクラスのコスパと性能を持ち合わせており、通常設定であればPCゲームも普通に遊べるほどです。自作PCユーザー向けの「オーバークロック」機能にも対応しています。
似た性能で同価格帯の高コスパCPUとして『Ryzen 3 3300X』もオススメ。3300Xはコア数が少ない分、シングルコア性能が高めです。(在庫不足により入手困難な状況が続いているのでランキング外)
【番外編】Ryzen 3 3300X
スペック詳細
CPU型番 | Ryzen 3 3300X |
発売日 | 2020/05/23 |
コア数 | 4コア 8スレッド |
クロック数 | 3.8GHz – 4.3GHz |
シングル性能 | 2700 |
総合(マルチ)性能 | 12900 |
グラフィック機能 | × |
CPUソケット | Socket AM4 |
価格の目安 | 1.9万円~ |
2万円前後で購入できるCPUの中でもトップクラスのコスパと性能を持ち合わせている製品。
シングルコア性能が高めなので、コスパを重視した低価格ゲーミングPC用としてもおすすめです。
非常に魅力的な格安CPUですが、現在(2020年10月)では入手が非常に困難な状況となっていためランキング外。
【5位】インテル Core i5-9400
スペック詳細
CPU型番 | Core i5-9400 |
発売日 | 2019/07/05 |
コア数 | 6コア 6スレッド |
クロック数 | 2.9GHz – 4.1GHz |
シングル性能 | 2540 |
マルチ性能 | 9600 |
グラフィック機能 | ○ |
CPUソケット | LGA1151 |
価格の目安 | 1.6万円~ |
「Core i5 9400」は2019年2月にIntelから登場したデスクトップ向けCPU。6コア6スレッドで動作する”第9世代“プロセッサーです。
低価格ゲーミングPCにおすすめな第9世代のCore i5
「Core i5 9400」の販売価格は1.7万円前後と非常にリーズナブル。同価格帯の「Ryzen 5 3500」と比較した場合、総合性能は一歩及びませんがゲーミング性能ではi5-9400のほうが優秀です。
1世代前のCPUということもあり、総合性能が少し低め。人によっては普段使いで若干物足りなさを感じる場合があります。
それでもこの価格帯のCPUの中ではコストパフォーマンスは高めなので、低価格なゲーミングPCを組みたい人にうってつけな製品です。
低価格PC向けのCPUに関しては
- ゲームをよくプレイする人なら「Core i5 9400」
- ブラウジングなど、通常用途を重視するなら「Ryzen 5 3500」
という風に用途に合わせて選択するのがおすすめです。
ゲームPC向けのお得なモデル
グラフィック機能が搭載されていない代わりに価格が安い「Core i5-9400F」(1.5万円~)というモデルも用意されており、場合によってはこちらも選択肢になります。
性能は通常版と同じですが、こちらは「グラフィックボード」との併用が必須な点に注意。
グラボを搭載することが多いゲーミングPCでは特に気にしなくていいので、予算重視の人はチェックしてみてください。
⇒ゲーミングPC向けのオススメCPU記事
【6位】AMD Ryzen 7 3700X
スペック詳細
CPU型番 | Ryzen 7 3700X |
発売日 | 2019/07/07 |
コア数 | 8コア 16スレッド |
クロック数 | 3.6GHz – 4.4GHz |
シングル性能 | 2680 |
総合(マルチ)性能 | 22700 |
グラフィック機能 | × |
CPUソケット | Socket AM4 |
価格の目安 | 4.0万円~ |
「Ryzen 7 3700X」は2019年7月にAMDから登場したCPUで、「Zen 2」アーキテクチャを採用した”第3世代“Ryzenプロセッサー。
クリエイティブタスクに最適なマルチスレッド性能を持つハイエンドユーザー向けCPUで、自作PCユーザー向けな「オーバークロック」機能にも対応しています。
マルチスレッド性能が高いハイスペックCPU
Ryzen 7 3700Xの最大の特徴は「多コア・多スレッド」を生かした総合パフォーマンスの優秀さにあります。8コア16スレッド構成でマルチスレッド性能が高く、ゲーム配信や映像処理などのような”クリエイティブ作業“の際にはそのCPUパワーを実感できます。
Intel製ハイスペックCPUの「Core i7 10700」と比較した場合、クリエイティブ系用途であれば費用対効果は「Ryzen 7 3700X」のほうが高めです。TDPが非常に低く省電力性にも優れています。
ゲーミング性能に関してはIntel製CPUのほうが高フレームレートを出せる傾向がありますが、特別こだわりが無いのであればゲーム用途でも普通に使えます。ゲーミング性能を重視したい場合は「Core i7 10700」「Core i7 10700K」を選ぶのがいいでしょう。
注意点としてRyzen CPUには「グラフィック機能」が搭載されていないので、映像を映し出すための「グラフィックボード」の導入が必須です。
最近ではグラボエンコード対応ソフトの増加からグラボを搭載している人が多いので、この点はそれほど大きなデメリットにはならないと思います。
【7位】AMD Ryzen 9 3900X
スペック詳細
CPU型番 | Ryzen 9 3900X |
発売日 | 2019/07/07 |
コア数 | 12コア 24スレッド |
クロック数 | 3.8GHz – 4.6GHz |
シングル性能 | 2720 |
総合(マルチ)性能 | 32800 |
グラフィック機能 | × |
CPUソケット | Socket AM4 |
価格の目安 | 5.5万円~ |
「Ryzen 9 3900X」は2019年7月にAMDから登場したCPUで、「Zen 2」アーキテクチャを採用した”第3世代“Ryzenプロセッサー。
”12コア24スレッド“動作という驚異的なマルチスレッド性能を持つ、コアユーザー向けのハイエンドCPUとなっています。
Intel製CPUを圧倒するマルチスレッド性能
Ryzen 9 3900X最大の特徴なのが多コア・多スレッドによる圧倒的なマルチスレッド性能。「12コア・24スレッド」動作を生かし超高速なマルチタスク処理を実現しています。
同価格帯の第10世代Intel製CPU「Core i9 10900(10コア20スレッド、6.2万円)」と比較した場合、単純なマルチスレッド性能は3900X(5.5万円)の方が15%~20%ほど有利。
動画エンコードやCPUレンダリング、RAW現像などで3900Xのハイスペックさを実感でき、それでいて消費電力も低めなので完成度が非常に高い製品です。
ゲーミング性能に関してはIntel製CPUのほうが高フレームレート(fps)を出せる傾向がありますが、特別こだわりが無いのであればゲーム用途でも普通に使えます。
ハイエンドなゲーム環境においても必要十分のパフォーマンスを発揮できるので全体的なコストパフォーマンスは相当高いです。
注意点としてRyzen 9 3900Xには「グラフィック機能」が搭載されていないので、映像を映し出すための「グラフィックボード」の導入が必須になります。