ゲーミングPC

CPUの名前や型番にについて詳しく解説【Intel製品】

「IntelCPUの命名ルール」アイキャッチ画像

Intel製CPUの名前から分かる製品の特長や機能について詳しく解説!

各種ブランド名や型番に込められた意味、CPUの世代などについて詳細にまとめています。

Intel製CPUの命名ルールについて

  • Intel Core i7 – 9700K
  • Intel Core i5 – 10400
  • Intel Core i3 – 9100F

上記はIntel製CPUの製品名一例。

英数字が並んでいて少しややこしい感じがありますが、CPU名には命名ルールが存在します。

『Core™ i7-9700K』参考画像

ここでは、Intel製CPU『インテル® Core™ i7-9700K プロセッサー』を例にCPUの読み方を解説していきます!

Intel製CPU名の構造

CPU名は上記の通り大きく3ブロックに分けられており、これらはそれぞれ

  1. シリーズ名(『Core ●●』)
  2. モデルナンバー(型番、世代に関連)
  3. 機能や特徴を表すアルファベット部分(Core i7 – 9700K の末尾”K”)

を表しています。

命名ルールを理解しておくことで、ある程度CPUの発売時期や性能をざっくりと把握することが可能になります。

各項目の更に詳しい情報を順番に解説!

シリーズ名について

CPU名の前半部分に記されている「Pentium」や「Core i7」などはIntel製CPUのブランド名を表しています。

CPUの大体のコンセプトはこの部分で把握することが可能で、以下の通りです。

ブランド名概要
「Celeron」シリーズ・比較的安価なパソコン向けCPU
・高負荷な作業やPCゲームには向かない
「Pentium」シリーズ・比較的安価なパソコン向けCPU
・高負荷な作業や3Dゲームなどには向かない
「Core ●●」シリーズ・中程度の性能~ハイスペックCPU
・PCゲーム、高負荷な作業、クリエイティブ用途など幅広く利用される

2020年現在主流の『Core ●●』シリーズCPUには「i3」や「i7」というように番号が付与されていますが、基本的にはこの数字が高いものほど高性能です。

⇒Intel製CPUの詳しい性能比較表

モデルナンバー(型番、世代)について

CPU名の後半部分に記されているモデルナンバーについて解説。

「Core i7-9700K」

上記例の「9700」と記載されている部分がモデルナンバー。

”9”の部分はCPUの世代を表し、”700”の部分は世代内での性能の順列を表しています。

モデルナンバー先頭の数字

Intel製CPUのモデルナンバー先頭部分を見ることでCPUの世代を把握可能。

例として「Core i7-9700K」の場合、「9700」の先頭の番号である9が世代番号です。

2020年現在、第10世代まで製造されています。

「Core i7-8700K」の場合、”8”700K ⇒ 第8世代CPU

「Core i5-10600」の場合、”10”600 ⇒ 第10世代CPU

「Core i3-9100F」の場合、”9”100 ⇒ 第9世代CPU

世代の数字は基本的に大きければ大きいほど高性能です。

世代ごとに名称(アーキテクチャ名)が設定されており、下記の表を見ることでCPUの製造・販売開始時期を把握することが可能です。

世代アーキテクチャ製造開始年月
第1世代Nehalem(ネハレム)2008年11月
第2世代Sandy Bridge(サンディブリッジ)2011年1月
第3世代Ivy Bridge(アイビーブリッジ)2012年4月
第4世代Haswell(ハズウェル)
Haswell Refresh
2013年6月
第5世代Broadwell(ブロードウェル)2015年6月
第6世代Skylake(スカイレイク)2015年8月
第7世代Kaby Lake(ケイビーレイク)2017年
第8世代Coffee Lake(コーヒーレイク)2017年
第9世代Cannon Lake(キャノンレイク)
Coffee Lake Refresh
2018年
第10世代Comet Lake(コメットレイク)2019年8月

モデルナンバー後半の数字

「Core i7-9700K」

上記例の「700」部分は世代内での性能に関する数字です。

基本的に数字が大きければ大きいほど性能が高い傾向がありますが、この数字の違いによる性能差はあまり大きくはありません。

とことん性能にこだわりたい!という人以外はそこまで意識しなくてもOKです。

機能や特徴を表すアルファベット部分

「Core i7-9700K

CPUには末尾にアルファベットが付いているモデルが存在しますが、この文字は特別な機能や特徴を持ったCPUに付けられます。

一例の「Core i7-9700K」には末尾に「K」が付いていますが、これは「オーバークロック対応モデル」CPUに付与される文字。

末尾アルファベットの例
  • グラフィック機能非搭載を表す「F」
  • 消費電力を抑えた「S」
  • ”K”の特徴である「オーバークロック対応」と”F”の特徴をあわせもった「KF」

CPUの末尾に記されるアルファベットはこの他にもいくつか種類があります。

詳しくは次の『CPU名末尾のアルファベットについて』で詳しく解説していますので、こちらも参考にしてみてください。

Intel製CPUの末尾アルファベット解説

デスクトップPC向けCPUのアルファベットまとめ

青文字は2020年現在では見かけないモデル

CPU名の末尾アルファベット概要
末尾アルファベット無し・通常モデル
X・オーバークロック(倍率ロックフリー)対応
・ハイスペックなモデルに記載されることが多い
K・オーバークロック(倍率ロックフリー)対応
・ハイスペックなモデルに記載されることが多い
F・内蔵GPU(オンボードグラフィック)非搭載
(映像出力にグラフィックボードが必要になる)
KS・スペシャルエディション
・「Core i9-9900KS」のみ存在
KF・オーバークロック(倍率ロックフリー)対応CPU
・内蔵GPU(オンボードグラフィック)非搭載
S・省電力モデルのCPU
・消費電力が抑えられている分、性能が低め
T・省電力モデルのCPU
・「Sモデル」よりさらに省電力で性能が低め
C・オーバークロック(倍率ロックフリー)対応CPU
P・内臓(オンボード)グラフィック機能非搭載
(映像出力にグラフィックボードが必要になる)
R・一体型PCに使われている
・CPU単体では販売されていない珍しいモデル

ノートPC向けCPUのアルファベットまとめ

青文字は2020年現在では見かけないモデル

CPU名の末尾アルファベット特徴
H・高性能ノートPC向け
HK・高性能ノートPC向け
・オーバークロック(倍率ロックフリー)対応
HF・高性能ノートPC向け
・内臓グラフィック機能(オンボード)非搭載
U・省電力モデル
・2020年現在、多くのノートPCに利用されている
G・「Intel UHD Graphics G」シリーズを内蔵したCPU
・○の中の数字が大きいほど内蔵GPUの性能が高い
B・ノートPC専用のソケット形状をしたCPU
・性能は基本的にアルファベット無しモデルと変わらない
Y・省電力モデル。他の同系モデルよりさらに消費電力が低め
・超薄型のノートPC(Surface等)に利用される
HQ・旧世代の高性能ノートPC向け
クアッドコアCPU
MQ,EQ・第4世代までの高性能ノートPC向け
MX・旧世代の高性能ノートPC向け
QM・第3世代までの高性能ノートPC向け
M・第4世代までのノートPC向け